【英語学習法】スマートフォンは本当にYoutubeを観るためだけの板ですか?

 Apple社によって最初のiPhoneが発売されたのが2007年(参考:スマホの歴史をたどってみた)ですから、スマートフォンが爆発的に普及し始めてからすでに10年以上が経過しているようです。
 
 私が最初にスマートフォンに触れたのが2011年の高校2年生のころ(確かiPhone 3か4でした)なので、今思い返してみると本当に生活がガラリと変わったなあと思います。高校生として丁度二つ折り携帯電話の様々な発展を眺めてきて、高校生活の終わりにはほとんどの友達がスマートフォンを持っていました(今はボタン付きのスマートフォンを持っている人を「ポチポチ」と呼んで揶揄するようですが、当時は二つ折り携帯をまだ持っている人を「パカパカ」と呼んで揶揄していました)。
 
 今の高校生の皆さんはおそらく、とても小さなころからスマートフォンをはじめとするタッチパネル付きの電子機器に触れてきたので、それらを抜きにした生活なんて考えられないですよね。かくいう私ももう、iPad抜きの生活を想像することはできないのですが。

 スマートフォン、便利ですよねえ。

 皆さんがどんな風にスマートフォンを使っているのかとても気になるのでぜひ教えていただきたいのですが、メインの使用法は何ですか?
 
 LINEで友達を連絡を取ったり、Youtubeで好きな動画投稿者の動画を観たり、ソーシャルゲームでガチャを引いて、その結果に一喜一憂したり、そんなところがメインでしょうか。
 
 それらを全く非難する気はないです。むしろ、それに飽きるまでやり倒してしまった方がいいのかな、と私は思います。私も本当にあり得ないほどの長期間動画を観たり、ゲームをしていたことがあります。限度はあると思うのですが、娯楽は本当に大切なので。

 ですが、もしもあなたのスマートフォンが、ただYoutubeを観るためだけに使われたり、ゲームをするだけの機械になっていたら少し悲しいです。スマートフォンにはもっといろんな面白い使い方があるのに、と思ってしまいます。

 スマートフォンをはじめとする電子機器が、あなたの英語学習に役立つとしたら、どんな風に使い方が変わりますか?もしくは、すでにあなたが英語学習にスマートフォンを活用しているとしたら、それはどんな使い方ですか? 

以下のリンクをぜひご覧ください。




 ここまで長く書いてきたのですが、私が皆さんに伝えたいことは柳瀬陽介先生がすでにほとんどを紹介してくださっています。以下は、上にリンクを貼った記事からの引用です。

英語の習得には時間がかかります。学校の授業に出ているだけでは不十分です。というより学校の授業に期待するより、自分でどんどん勉強してゆきましょう。
英語習得で特に大切なのはインプットです。英語を聞いて、それをそのまま(=英語の語順で流れる英語の音で)理解できることが何よりも大切です。」
「英語を英語の語順・音で理解できる基盤がないと、英語を正確に速く読むことができません。発話の「中身」の大半は読書によって築かれるわけですから、この基盤をゆるぎないものにするための基礎訓練を大切にしてください。」
「下手に「勉強」しようとすれば、最初の3日ぐらいは懸命にやっても、やがては止めてしまうのが私たちの現実というものでしょう。それなら「勉強」しようとするのではなく、単に英語は「使う」ものと割り切り、その英語を使う体験を楽しんだ方がいいというのが、私のここでの提案です。」
「勉強はなかなか続きません。でも、楽しいことは続きます。続けばだんだんと身につきます。身につけばどんどん使います。どんどん使えばより効果的に使おうとします。そうすれば学びます。放っておいても。「これを知る者はこれを好む者に如かず、これを好む者はこれを楽しむ者に如かず」とは、こういった事態を指すことばだと私は思っています。」

 何度か授業で言ったかもしれませんが、学校の授業時間だけで英語を習得できることはありません。スマートフォンを使って英語を勉強しよう!と私が言うときに意味しているのは、①学校でカバーできない「インプット」を多量に得て、②自分が一番楽しめる方法で、③あわよくば知的にも賢くなれるような物を読んで、④人間として豊かになってほしい、ということです。

 このブログを準備したのも、皆さんにwebを通した学習の圧倒的なインパクトを感じてほしいからです。その一言に尽きます。

 私もまだまだ勉強の途中です。皆さんの方がもしかしたら、スマート機器については詳しいかもしれません。ですのでよかったら、こんなサイトやアプリがありますよ!ということを教えてもらえればと思います。

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