【リーディング】Commonlitで無料の良質な文学作品を読む

 この記事では、無料で海外文学やノンフィクションを読むことのできるサイト 'Commonlit'について紹介します。

※関連記事はこちら:【リーディング】 Extensive Reading Central で、簡単な読み物からリーディングの第一歩を踏み出す


 このサイトは英語圏の小中学生向けに、無料で多数の文学作品を提供してくれているサイトなのですが、日本の高校生にも以下の点でおすすめできます。

おすすめポイント①:自分の読みたいものを読むことができる
 授業では決まった教材を・みんなで・同じペースで読むことが求められます。それを行っている一番大きな理由は、40人が一斉に同じ場所で勉強する際にはその方法が一番効率が良いから、という消極的なものです。私は中高生のとき、授業中に教科書の全然違う箇所を先に読んでしまうのが大好きでした(よく怒られました)。
 そもそも何かを読むことって、知らないことを知ったり、好きなジャンルの小説を読んでドキドキしたり、そういう快の感情のために行うもののはずです。自分が読みたい文章を・自分のペースで読めるとしたら、英語の文章との付き合い方が変わってきませんか?
 SEARCH & FILTER で、1528(2020年3月8日時点)の収録作品から自分にあったものを選ぶことができます。



おすすめポイント②:レベルに合わせた教材を選ぶことができる
 難易度の高いものに挑戦したい人から、簡単な文章から始めたい人まで様々なレベルに対応できるのがもう一つの強みです。3rd-4th gradeが一番簡単で文量も少なく、11th-12th gradeが一番難しく、文量も多い教材です。自分のレベルに合わせた文章を選んで、一日一つ読んでみる、などの使い方ができますよね。


おすすめポイント③:日本語訳や読解問題など便利な機能つき
 各文には、以下の手順で日本語訳を確認することができる機能が付いていますし、読解の正しさを確かめる問題もついています。

試しに "THE GIFT OF THE MAGI"(賢者の贈り物)の本文から、TRANSLATEをタップ

言語をJapaneseに設定して、
地球のマークをタップ。
日本語訳が出てきます!ただし、ぎこちないし間違っている箇所もありそう。おそらく機械翻訳を利用しています。理解の補助として使ってください。

本文中のQ1をタップすると

読解問題が表示されます。ただ読むだけでは不安な人は問題も解いてみましょう。


 Commonlitは、以上のように、自分の興味とレベルに合わせて、日本語訳や読解問題も活用しながら文学作品やノンフィクションを読むことのできるサイトです。みんなで一斉に同じ教材を読む時代は終わった、とまでは言いません。逆に、みんなで同じ教材を使ってどれだけ「読む技術」を高める授業をすることができるかが教師には求められていると思います。皆さんは一人の時にはこうしたサイトで自分の楽しみのための読書を行ってください。以下におすすめの作品のリンクを貼っておきます(作成途中)。

4th Grade







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